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<Author: 杜甫>
<Title: 秦濟驛重送嚴公 四韻 >
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 秦済駅に重ねて厳公を送る 四韻>
<BookPage: 360>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
遠送從此別，青山空復情。
幾時杯重把，昨夜月同行。
列郡謳歌惜，三朝出入榮。
江村獨歸處，寂寞養殘生。
<End Poem>
<Translation>
遠（とお）いこの奉済（ほうさい）の地（ち）まで君（きみ）を送（おく）り、ここからは別（わか）れようとすると、付近（ふきん）の青山（あおやま）のみが空（むな）しく残（のこ）る思（おも）いがする上（うえ）に、かさねてまた、離別（りべつ）の情（なさけ）を禁（きん）じ得（え）ない。いったい、いつの日（ひ）か君（きみ）と再（ふたた）び酒杯（しゅはい）を手（て）にすることがあろうか。昨夜（さくや）は明月（めいげつ）の下（した）で君（き）とともに歩（ある）いていたのに。

君（きみ）の治下（ちか）にあった蜀（しょ）四川（しせん）の諸州の人々（ひとびと）は、君（きみ）の人徳（じんとく）を思慕（しぼ）しほめたたえてその離任（りにん）を惜（お）しむが、君（きみ）は三代（さんだい）の天子（てんし）に歴仕（れきし）して、朝廷（ちょうてい）に出入（でい）りしては、栄誉（えいよ）を加（くわ）えていくのだ。わたしのひとり帰（かえ）って行（い）くのは、川辺（かわべ）の村（むら）であり、そこでさびしく余生（よせい）を送（おく）ろうと思（おも）う。
<End Translation>